国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

2016年5月29日

この施設の概要

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は、原子爆弾の被害によって亡くなられた方たちを追悼し、世界平和を願う目的で、2002(平成14)年に国によって設置されました。
建物は平和記念公園の設計にも携わった、丹下健三氏で地下2階構造の建物となっています。
地下1階には、情報展示コーナーといって、10万編を超える被爆体験記を所蔵されていて、テーマに沿ってそれらが紹介されています。
また、体験記閲覧室では、体験記、ビデオ、写真などを検索、閲覧することができます。
地下2階は、平和祈念。死没者追悼空間とう円形の空間があり、爆心地である旧島病院からみたパノラマが約14万枚のタイルで表現されています、14万という数は、1945(昭和20)年待つまでの死没者数を表しています。
円形の空間の中央には、原爆投下時刻である午前8時15分が表されており、水を求めて犠牲となった方々を追悼する意で、水が捧げられています。
同じく地下2階に遺影コーナーという部屋があり、ご遺族の申し出に基づき、死没者のご遺影とお名前が登録され、永久に遺されています。
大型のディスプレイにはたくさんの死没者が映し出されるようになっており、原子爆弾により、いかに無差別に一瞬にして多くの命が奪われたという事実を伝えます。

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