広島県地方木材統制株式会社慰霊碑
この碑の由来
広島県産業推奨館(原爆ドーム)に入っていた国の木材統制機関には、職員260名が所属しており、そのなかの百余名が原爆の犠牲となられています。この慰霊碑は、原爆ドームの永久保存を見て、1967年に建造されたもので、日本木材株式会社広島支店と広島船舶木材株式会社の殉職者が合祀されています。
慰霊碑の表側に「慰霊」の文字、裏側には碑文が刻まれています。
「このドームは第二次大戦時 わが国の木材統制機関であった広島県地方木材株式会社の本社として職員260名の本拠地であったが、昭和20年8月6日午前8時15分 至近上空に原爆投下され不幸にも役職員100余名がドーム内外に於いて被爆殉職した ここに原爆ドーム永久保存の決定をみて当時の社長田中好一氏の発起により生存の旧役職員集いその霊の冥福を祈ると共に世界永久平和を祈願して之を健碑する 併せて木材統制機関の日本木材株式会社広島支店及び広島船舶木材株式会社の殉職者を合祀する
昭和42年8月6日 広島県地方木材株式会社 旧役職員有志」
広島県地方木材統制株式会社慰霊碑裏側の碑文より
大きな碑の裏側に回ると、先述の碑文が見られる。